小さな酒蔵未来経営研究会

石見の小さな酒蔵プロジェクト プロジェクト概要

日本酒発祥の地と言われている島根県でも、その西半分を占める石見地方には、現在、酒蔵が13軒あります。
近年の日本酒の消費量の減少により、先細る販売量の問題を含め、酒蔵の経営者は、数多くの悩みを抱えています。
特に、2020年に世界中で感染が拡大した新型コロナウィルスにより、多くの物の消費が停滞したため、この石見地方の酒蔵も販売量もかなり落ち込んだと聞いています。
こうした状況に、酒蔵単体で販路を維持拡大するには限界があり、酒蔵の経営者にも過去の経験に捉われたやり方ではなく、新しいアイデアやスキームで経営の変革を図る必要が出てきました。
そこで、小さな酒蔵未来経営研究会では、メンバーの上野氏の所縁の石見地方の酒蔵が飲み手(消費者)とのパイプを太くし、各酒蔵が連携して共通の経営課題を解決していくプロジェクトの実施を各酒蔵に働きかけ、「石見の小さな酒蔵プロジェクト」として活動を始めました。

石見地方の紹介

島根県の西部一帯を石見地方と言い、古くから物資・産業・文化の集散地として栄えてきました。
世界遺産石見銀山、日本遺産の津和野や石見神楽に加え、今年は益田市も「中世日本の傑作」として日本遺産に認定されました。
また、ユネスコ無形文化遺産石州半紙・石州和紙と言った文化遺産だけでなく、緑豊かな6つの峰が連なる活火山の三瓶山、日本一の清流とも言われている高津川、また日本海に沈む夕陽の美しさは、石見地方が自然にも恵まれた地域である証とも言えます。