小さな酒蔵未来経営研究会

わたしたちの使命

酒は文化。そこに新たなエネルギーを。

地方の小さな酒蔵は、その土地に居つくことを使命とし、その土地と盛衰を共にすることを宿命としてきた。

時代の激しい変化の中で、そこだけ時が止まったかのように佇む「酒蔵」の情景は、
戦い疲れた強者のようでもあり、まだその土地のエネルギーを密かに蓄えながら、
再生の機会を窺う伏兵のようでもある。

日本には遺したいものがたくさんある。酒蔵のある田舎町の風景や、
日本酒を組み交わす文化もその一つである。

この情景に新しいエネルギーを詰め込んで未来につなぐこと、これが私たちの使命である。

わたしたちの目指すもの

地方の小さな酒蔵が、新しい時代に対応した経営様式に変化し、
未来に向けて事業継続できる仕組みを、蔵主と共に創り上げていく

なぜ、酒蔵支援なのか・・・

本研究会の発起人のリーダーである上野英雄の想い

私は、ビールメーカー時代、酒蔵との接点が多々あり、清酒市場がシュリンクする中、
多くの酒蔵経営者が経営不振に悩んでいるのを目の当たりにしてきました。

しかしながら、一介の社員の立場で、どこまで(経営に)踏み込むのか躊躇もあり、
ジレンマに悩んでいました。

各地の酒蔵を訪問する中、『酒蔵を遺すことは町の文化を遺す事に繋がること』、
何より『美味しい』を将来に伝えたいと強く感じました。

本来、支援は資金繰りが主なのですが、資金面だけではなく、
売りを中心とした本業部分の支援が必要と感じ、共感頂けた仲間と一緒に支援に取組むことにしました。

私たちが大切にしたいこと

  • ・自主性や自立性を尊重すること
  • ・新しいことへのチャレンジ精神を磨くこと
  • ・次の世代にも引き継げる持続性のあるものであること

私たちの活動

蔵主さんと共に、経営資源の有効活用や見直しを図り、ヒト・モノ・カネの観点からバランスの取れた事業の維持・拡大の仕組みを造る

地域共存
地域との共存共栄を大切にし、地域内の関係者と連携する仕組みを造る
モデルの標準化
他の酒蔵や他地域への横展開をしやすくするために、経営モデルの標準化を行う
全国への展開
新しい時代への対応を模索する蔵主さんが、持続可能な経営を図るために、未来につなぐ経営モデルを普及する

発起人の横顔

上野英雄
本業は、企業再生コンサルタント
前職のビールメーカー勤務時代に酒蔵との出会いがあり、その歴史に興味を持った。
町の遺産である酒蔵を次代に繋げていきたい。

山口県出身 1960年生まれ
活動拠点 広島
細川嘉則
本業は、社会保険労務士
日本酒の味わいの多様さ、酒造りの奥深さに魅了され、酒蔵巡りにはまり、唎酒師の認定資格も取得した。
蔵人の働き方や職場環境の改善に、専門家の目線で取り組んでいきたい。

大阪府出身 1958年生まれ
活動拠点 大阪
戸田裕之
本業は、中小企業診断士・技術士
地域の活性化に興味があり、他の2人に酒蔵の可能性を教えてもらった。
技術・経営・法律のさまざま引き出しで多くの方々のお手伝いをさせていただきたい。

東京都出身 1959年生まれ
活動拠点 神戸