わたしたちの使命
地方の小さな酒蔵は、その土地に居つくことを使命とし、その土地と盛衰を共にすることを宿命としてきた。
時代の激しい変化の中で、そこだけ時が止まったかのように佇む「酒蔵」の情景は、
戦い疲れた強者のようでもあり、まだその土地のエネルギーを密かに蓄えながら、
再生の機会を窺う伏兵のようでもある。
日本には遺したいものがたくさんある。酒蔵のある田舎町の風景や、
日本酒を組み交わす文化もその一つである。
この情景に新しいエネルギーを詰め込んで未来につなぐこと、これが私たちの使命である。